フライトコントローラはドローンの頭脳なので、ドローンの使用目的によって何を選ぶかを考えないといけません。
私がドローンを自作する目的はドローンを自作してみたいという自作、ドローンの仕組みについてなどの好奇心からくるものでしたので、機能によってフライトコントローラを選ぶというよりかは使用方法がまとめられている本や日本語のWebサイトがあるか?、価格はいくらか?が重要でした。
検討の結果、フライトコントローラはCrius MultiWii SE v2.5に選定したのですが、その過程でいろいろなフライトコントローラの価格や機能、スペック、日本の実績などを調査したのでそれについてまとめたいと思います。
目次
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フライトコントローラの価格比較
私がよく使うショッピングサイトでフライトコントローラの価格比較をしました。
それぞれの価格にURLをリンクさせておくので、ご参考にしてください。
フライトコントローラ | amazon Japan | Helimonster | HobbyNet | Hobbyking | MyRcMart | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | Crius All In One PRO | 在庫なし | 取扱なし | 取扱なし | 5,751円 | 4,479円 |
2 | Crius MultiWii SE | 2,578円 | 取扱なし | 取扱なし | 取扱なし | 1,679円 |
3 | DJI Naza | 17,146円 | 取扱なし | 取扱なし | 5,488円 | 取扱なし |
4 | Hobbyking KK2 | 3,400円 | 5,442円 | 取扱なし | 2,239円 | 取扱なし |
5 | NAVIO2 | 23,640円 | 取扱なし | 取扱なし | 取扱なし | 取扱なし |
6 | OpenPilot CC3D | 1,856円 | 2,100円 | 3,480円 | 2,878円 | 1,007円 |
※1ドル112円換算で価格を記載しています。
NAVIO2に関してはJapan Dronのサイトで30,240円で売っていました。
Japan Dronのホームページはこちら
amazonで上でまとめた商品についてくるくるウィジェットを作ったので、参考にしてください。
関連記事
フラコンの価格についての詳細は下記の記事を参考にしてください。
また、ドローン関連製品を購入するのに使っているショッピングサイトについて下記のブログでまとめたので、ご興味あればご覧になってください。
フライトコントローラの機能比較
フライトコントローラの機能搭載可否をまとめました。
機能が搭載されているかはショッピングサイトでフライトコントローラのスペック情報から得ました。
フライト コントローラ |
Open Source |
フライトモード | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
水平維持 (stab) |
高度維持 (Alt Hold) |
位置維持 (Pos Hold) |
自動帰還 (RTL) |
|||
1 | Crius All In One PRO | |||||
2 | Crius MultiWii SE | |||||
3 | DJI Naza | |||||
4 | Hobbyking KK2 | |||||
5 | NAVIO2 | |||||
6 | OpenPilot CC3D |
機能の簡単な説明
各機能の詳細はAilerocket/エルロケットさんのブログに詳しく乗っていました。
詳しくは以下のブログを参照してください。
Ailerocket/エルロケットさんのブログへのリンク
ほとんど上記URLの受売りになってしまいますが、私なりに各機能についてまとめました。
水平維持
スタビライズモード(Stabilize)と呼ばれており、機体は自動で水平状態に移行しホバリング飛行をするモード
GPSは不要
高度維持
アルトホールドモード(Alt Hold)と呼ばれており、スタビライズモードに高度保持機能が追加されたモード
墜落の心配が少ないため、初心者に優しいフライトモード
GPSは不要
位置維持
ポジションホールドモード(Pos Hold)と呼ばれており、GPS信号を利用して位置保持・高度保持を行うフライトモード
GPSは必要
自動帰還
RTLモード(Return-to-Launch)と呼ばれており、機体をアームした地点(ホームポジション)まで自動誘導するフライトモード
安全にドローンを飛ばすうえで重要な機能
(ドローンを飛ばしている途中で機体がコントロールできなくなった場合などに機体が自動的にパイロットのもとに戻ってくるため)
GPSは必要
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フラコンの機能についての詳細は下記の記事を参考にしてください。
フライトコントローラのHWスペックまとめ
ショッピングサイトの各フライトコントローラページに記載されてた内容からフライトコントローラのスペックをまとめました。
フライトコントローラ | 重さ(g) | サイズ | GPS | チャネル数 | |
---|---|---|---|---|---|
1 | Crius All In One PRO | ||||
2 | Crius MultiWii SE | ||||
3 | DJI Naza | ||||
4 | Hobbyking KK2 | ||||
5 | NAVIO2 | ||||
5 | OpenPilot CC3D |
※サイズは 縦 X 横 X 高さ で記載している
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フラコンの機能についての詳細は下記の記事を参考にしてください。
フライトコントローラのの紹介するWebサイト比較
検索サイトで{フラコン名+ドローン+自作}で検索結果、上位にでてきた紹介Webサイトをまとめました。
フラコン | 評価 | Webサイト | |
---|---|---|---|
1 | Crius All In One PRO | 紹介サイトがありませんでした。。。 | |
2 | Crius MultiWii SE |
おとなラジコン マルチコプターを作ろう: MultiWiiを使用したクアッドコプターの製作 BE INTO DRONE |
|
3 | DJI Naza | ひーちーのつぶやき | |
4 | Hobbyking KK2 |
DIY-RC.jp 鋼のペンギン(Fullmetal-Penguin) |
|
5 | NAVIO2 |
Drone Japan cvl-robot’s diary |
|
6 | OpenPilot CC3D |
BE INTO DRONE DRONE 革命軍 須磨模型.com しまきちさんのブログ おっちゃんたちの秘密基地 |
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フラコンの日本での実績についての詳細は下記の記事を参考にしてください。
フライトコントローラの比較まとめ
有名どころのフライトコントローラについて以下の4つの観点で調査した結果を比較表にまとめました。
・価格:フラコンの価格
・SW:Open Doreceかどうか
・機能:対応可能なフライトモード
・実績:フラコンを使ったドローン自作についての日本語Webサイト
フラコン | 価格 | SW | 機能 | 実績 | |
---|---|---|---|---|---|
1 | Crius All In One PRO | ||||
2 | Crius MultiWii SE | ||||
3 | DJI Naza | ||||
4 | Hobbyking KK2 | ||||
5 | NAVIO2 | ||||
6 | OpenPilot CC3D |
これよりCrius MultiWii SEかOpenPilot CC3Dのどちらかが良いとわかりました。
最終的には以下の観点でCrius MultiWii SEを使うことに決めました。
・GPSを付けることで位置維持や自動帰還の拡張が可能
・そもそもドローン自作を知ったきっかけが”wiiを改造してできたMultiwiiでドローンができる”と紹介された記事であったため
(なんとも申し訳ないのですが、最終的に決定した動機は”wiiを改造したフラコンってなんかすごい”というものでした笑)
まとめ
今回の記事では自作するドローンのフライトコントローラを決定するために有名どころのフライトコントローラの比較をしました。
その結果、フライトコントローラはCrius MultiWii SEを使うことに決定しました。
しかしMultiWii SEはバージョンが幾つかあるので、どのバージョンを使うのかさらに検討しないといけません。
次回の【ドローン自作】の記事ではCrius MultiWii SEのバージョン選定について書こうと思います。
以上!