目次
本記事について
本記事は日本オラクルのJavaプログラマ向けの資格であるJava プログラマ SE 8 のSilverを1ヶ月で取得することを目指し、そのための試験申込み方法、教材や勉強方法、受験前に気を付けるポイントをまとめたものになります。
働きながらでも1日1時間くらいを想定した勉強法もまとめています。
本記事がJavaプログラマの資格取得を検討している方の参考になればうれしいです。
ちなみに私自身が本記事で記載した内容を実践することで、Java プログラマ SE 8 Silverに合格することができました。
下の画像はそのときの試験結果レポートになります。
資格情報
Java Silverとは
Javaプログラマ試験は日本オラクルが実施しているJavaプログラマ向けの資格です。Javaによるオブジェクト指向やJavaアプリケーション開発スキルについて証明してくれます。
Javaのバージョンアップごとに資格もアップデートしており、2017年3月19日時点ではJava SE 8が最新バージョンとなっています。
(本バージョンの認定試験は2015年5月下旬から開始されました。)
各バージョンごとに資格のランクが下記の様に3種類用意されています。
レベル | 概要 | |
---|---|---|
1 | Bronze SE 7/8 | プログラミング未経験の方が理解すべき基礎知識が問われる入門資格 ※Brozeは「SE 8」のみの資格は無いようで、「SE 7/8」が最新バージョンの資格になるようです。 |
2 | Silver SE 8 | Javaプログラミング中級者もしくはその他の言語経験者でJavaの知識を得たいという方に向けた中級資格 |
3 | Gold SE 8 | プログラミングのみではなく設計に関する知識も問われる上級資格 ※前提資格としてJava Silver SE 8/Java Silver SE 7のどちらかを持っていないと受験できません。 |
受験方法
Java プログラマ Silver SE 8の資格試験はピアソンVUEが運営する公式なテストセンター会場にて受験します。ですので、受験申込みもピアソンVUEからすることとなります。
下のブログで申込み方法についてまとめましたので参考にしてください。
試験情報一覧
試験情報 | 詳細 | |
---|---|---|
1 | 試験番号 | 1ZO-808 |
2 | 出題数 | 77問 |
3 | 試験時間 | 150分 |
4 | 合格基準 | 65% |
5 | 受験料 | 28,728円(税込) |
教材紹介
教材は以下の2つです。
1.オラクル認定資格教科書 Javaプログラマ Silver SE 8
2.オラクル認定資格教科書 Javaプログラマ Silver SE 8 スピードマスター問題集
オラクル認定資格教科書 Javaプログラマ Silver SE 8
本情報
■タイトル
オラクル認定資格教科書 Javaプログラマ Silver SE 8
■価格(2017/2/14現在)
4,104円
■著者
有限会社ナレッジデザイン 山本道子
■ページ数
全453ページ
■章構成
第1章 Java プログラミングの基礎
第2章 配列
第3章 演算子と分岐文
第4章 繰り返し文と繰り返し制御文
第5章 クラス定義とオブジェクトの生成・使用
第6章 継承とポリモフィズム
第7章 Java APIの利用
第8章 例外処理
模擬試験
■詳細
内容
Java Programmer, Silver SE 8資格に向けた参考書です。
各章に詳細な解説ページとソースがたくさん載っている印象があります。
学習した内容に対して、実際に動かすソースが提供されていてコンパイル成功するコードと失敗するコード、実行時エラーとなるコードの比較ができました。
実際の試験内容はほとんどがソースを見て結果を判断する内容になるので、コードをきちんと読めないといけないのですが、このテキストのおかげで知識のみではなくコードにも慣れることができたと思います。
各章の最後に20問ほどの練習問題もついているため、解説で知識を学ぶ->演習で知識の定着が図れました。
私はこの参考書をJava Programmer, Silver SE 8の知識定着と演習問題集の逆引き辞書としても使用しました。
オラクル認定資格教科書 Javaプログラマ Silver SE 8 スピードマスター問題集
本情報
■タイトル
オラクル認定資格教科書 Javaプログラマ Silver SE 8 スピードマスター問題集
■価格(2017/2/14現在)
3,240円
■著者
日本サード・パーティ株式会社
■ページ数
全427ページ
■章構成
1章 Javaの基本
2章 Javaのデータ型の操作
3章 演算子と決定構造の使用
4章 配列の作成と使用
5章 ループ構造の使用
6章 メソッドとカプセル化を操作する
7章 継承の操作
8章 例外の処理
9章 Java APIの主要なクラスの操作
模擬試験
■詳細
内容
Java Programmer, Silver SE 8資格に向けた問題演習書です。
すべてで308問収録されています。Java Programmer, Silver SE 8の試験問題数は77問ですので、これ一冊で4回分解いたことになります。
各章ごとに数十問の問題数があります。1問解く->その解説->次の問題を解く・・・の形式です。
この問題演習書は何と言っても、メモリ上のイメージが非常にわかりやすいです。
継承について考えるときにメモリイメージをつけられるかがポイントになってくるのですが、この本は各問題の解説に丁寧なメモリイメージ図を乗せているので、メモリイメージをしっかり定着することができ、最終的には継承の問題でほぼ間違えないくらいまでイメージを付けられるようになりました。
この問題集で知識の確認と定着を図りました。間違ったら解説を読みつつ、上の「オラクル認定資格教科書 Javaプログラマ Silver SE 8」で確認しました。
勉強方法
勉強方法:4ステップ
下のステップを確実にこなして合格できました。
1か月間1日1時間くらい勉強していたので、全体で30時間くらいの勉強量だと思います。
ステップ1:知識詰め込み
オラクル認定資格教科書 Javaプログラマ Silver SE 8を一気読みします。
このとき、演習問題を解かずにとにかくスピード勝負で知識を詰め込みます。
不明なところ、重要そうなところは付箋でメモを残しておきます。
ステップ2:知識定着させる
再度、オラクル認定資格教科書 Javaプログラマ Silver SE 8を読み直します。
このときは知識の定着を心がけます。
演習問題をしっかり解き、間違えたところは解説ページのみならずそこを説明している個所に戻ります。
また、本だけでは解決できない問題はググるなりして、解決しておきます。
解決した内容は付箋なりでメモをきちんと残しておきましょう。
(私はこのときは本に直接書いてしまいます。)
ステップ3:問題集を解く
オラクル認定資格教科書 Javaプログラマ Silver SE 8 スピードマスター問題集を使って問題演習をします。
ここで間違えたときは問題集の解説にとどまらず、オラクル認定資格教科書 Javaプログラマ Silver SE 8にも立ち戻って確認をします。
ここでも本だけでは解決できない問題はググるなりして、解決しておきます。
解決した内容は付箋なりでメモをきちんと残しておきましょう。
ステップ4:前日に参考書を一気に読み直す
今回の資格はプログラムを見て解答するタイプですので、あまり効果はないかもしれませんが、知識問題の時はこれは効果絶大です。
いわゆる詰め込み学習で勢いで解いていくスタイルです。
前日にオラクル認定資格教科書 Javaプログラマ Silver SE 8を演習問題を除き一気に読み直すことにします。
Java Silver資格取得に向けて気を付けるポイント
Javaプログラマ SE8 Silverの資格試験に向けて勉強する中で、気を付けるべきポイントがあったのでまとめました。
下のブログでJava Silver資格取得に向けて気を付けるポイントについてまとめましたので参考にしてください。
試験時の経過報告ブログまとめ
私が受験したときの経過報告のブログを下にまとめておきます。
もしよかったらご覧になってください。
まとめ
Javaはサーバ上のWebアプリ開発からアンドロイドなどの端末内のアプリ開発、ゲームの開発などさまざまな分野で使われている言語ですが、オブジェクト指向や継承などが原因でとっつきにくい印象がありました。
しかし学んでみるとオブジェクト指向の考え方は分かりやすいですし、1つ1つの機能はイメージがつきにくかったのですが、オブジェクト指向を実現するための機能として継承やカプセル化などがあるんだと考えて学ぶとすんなり理解できました。
Java プログラマ SE 8 SilverはJavaによるオブジェクト指向やJavaアプリケーション開発スキルについて証明してくれます。
Javaの知識を習得したい、オブジェクト指向のスキルを得たい方などにおすすめの資格です。
みなさまの試験受験の検討に本記事が参考になれば幸いです。
以上!